Operations3
先輩医師からの
メッセージ
MESSAGE
#02

遠藤 裕一

Yuichi Endo

消化器・小児外科に入局したきっかけを教えてください。

私は小学2年生のときに、初めて全身麻酔でヘルニアの手術を受けました。小さいながらに、「病気を治す」ということに強く惹かれ、それが医師になるきっかけとなりました。医学部に入学してからは、全身管理ができることと、実際に自分の手技で患者さんを救うことができる外科医を志し、最終的に守備範囲の広い消化器外科を選択しました。

消化器・小児外科を選んでよかったと思う事はありますか?

患者さんを笑顔で病院から
送り出すことができる唯一の科

消化器外科医は消化器疾患のスペシャリストですが、消化器内科のよいところと、救急医の良いところも合わせ持った科であると思います。救急対応はもちろんのこと、内視鏡検査から癌を発見し、自分で手術を行い、しっかり術後管理をし、患者さんを笑顔で病院から送り出すことができる唯一の科であると思っています。また私が専門に行っている肝胆膵外科領域は、

手術も難しく、どこの病院でも手術が行えるわけではありません。自分の技量を信じ、そして仲間を信じ、チームワークで難しい症例を乗り越えていくことに大きな喜びと満足感を得ることができます。もし学生に戻り、もう一度専攻科を選ぶことができるとしても、きっと消化器外科を選ぶと思います。

仕事とプライベートのバランスは?

仕事とプライベートをしっかり分けるためには、
多くの助け合える仲間の存在が不可欠

仕事とプライベートの両立はもちろん可能です。休日は家族との時間に費やしたり、それぞれの趣味の時間に使っている人が多いです。
わたしは休日はゴルフや居合道、犬の散歩を行って、リフレッシュしています。若いうちはなかなか難しいかもしれませんが、しっかりと趣味を持って少しの時間でも趣味に費やすようにすれば、メリハリもでき、結果としていい仕事ができるのではないかと思います。
仕事とプライベートをしっかり分けるためには、多くの助け合える仲間の存在が不可欠です。消化器外科には多くの同門の先生方が在籍しており、恵まれた環境で消化器外科医としての第一歩が踏み出せると思います。

 

消化器・小児外科医を目指す学生さんへメッセージ

「新たな医療を開拓していきましょう!」

消化器外科医はKing of 消化器疾患です。勉強する範囲も広く、手術も多岐に渡るため、習得するまでに時間がかかかるのも事実です。 また、病態の分からない疾患が多数ある一方で、手術手技の領域においては、ロボットやA.I.も出現し、格段に進化しています。当科では癌の最先端治療からロボット・AIなどの最先端技術の開発に取り組み、日本の消化器外科を牽引しています。消化器外科を志している皆さん、是非わたしたちと一緒に臨床・研究で世界の消化器外科医と切磋琢磨し、新たな医療を開拓していきましょう!これからはあなた達の時代です!